リタリンのうつ病適応削除
うつ病やナルコレプシー(睡眠障害)に効果があるとされ使用されてきた「リタリン」が乱用の問題から、販売元の「ノバルティスファーマ」が、うつ病の適応症を削除する申請を行った。
リタリンには依存症があり、使用しているうちに1日の服用錠数が増えていく傾向がある。依存症になった場合は回復は難しく、専門の医療施設で依存症脱却のための治療が行われることになるが、現状、この医療施設は数少ないのが現状。
リタリンは1958年発売の古い薬ではあるけれど、現在ではSSRIやSNRIなど効果のよいうつ病の薬が開発、発売され、医療機関で処方されている。発売の頃は科学的根拠のあるデータがなかったが、治療上効果があることから適応症として掲載された経緯があるが、世界各国でも現在適応症があるのは日本だけのよう。
しかし、依存症の患者さんにとっては、インターネットなどの裏サイトを通じてリタリンを購入する場合があるため、規制の強化も麻薬並みに行われる予定だ。適応症からうつ病が削除されると、ナルコレプシーのみの適応症となるが、ナルコレプシーと偽ってリタリンをお願い処方してもらい、裏サイトにて販売する人もいることから、依存症患者は裏サイトからの購入やナルコレプシーと偽って処方してもらい手にする可能性も残っている。
今後、適応症の削除と規制強化が行われても、医療機関や薬局でのチェック機能は必要不可欠なものになるだろう。
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